2012年4月28日土曜日

麻酔科医として、三児の母として


おはようございます。麻酔科医&三児(8歳、6歳、3歳の三人姉妹)の母をしている、くっくです。

産休育休や子どもの受験のために休職などしつつも、常勤で麻酔科医を続けています。

「うわっ、大変そう。。。」と言われますが、希望する勤務形態に寄り添ってくれる医局なので、想像されるほどストレスはありません。

私の日常をちょっとご紹介です。朝型人間で4時台には起床し、唯一の一人時間にイヤフォンで大好きな曲を聴きながら朝家事をすませ、簡単な朝ご飯を準備、子供たちを起こします。小学生の長女を見送ったら、今度は保育園への送迎&出勤です。道すがら、八重桜のはなびらがきれいではしゃぐ二女、三女を見て、ちょっぴりほんわか気分。



通っている保育園は1学年(?)30人で0歳~5歳児クラスまでというマンモス保育園ですが、担任でなくとも保育士さんは子供たちを下の名前で呼んでくれて、愛情たっぷりに接してくれます。長女が生後2カ月くらいの時から預け始めましたが、子どもたちもママも保育園が大好き!!「行ってきます」のハイタッチをしたら、ママから麻酔科医モードへギアチェンジです。


この日は、ダヴィンチ(ロボット)手術を担当→当直です。この手術の立ち上げメンバーになっているので、マニュアル作成も頭の片隅にあったりしつつ、麻酔準備をします。隙間時間を見つけては昨日の患者さんに会いに行ったり、医局長が豆を挽くところから入れてくれるコーヒーを医局員で頂いたりしながら、患者入室を迎えます。担当症例はすっきり終わり、当直に向けてオペ室の現状把握をします。中央手術室、西病棟手術室ともに緊急手術が2件ずつあり、長引きそうな定例手術もあり。。。人員配置を考えたり、今日の麻酔を振り返ったりしながらスタッフクラスの先生方とミーティングします。臨床研究のデータ収集、緊急手術の麻酔をしながら、子どもの預け替えに行きます。保育園は10時まで開園しているのですが、お泊りまではできないので、院内保育所に移動するのです。看護師さんたちも預ける施設なので週3日は夜間も開所しており、病児保育もやってくれます。子供たちがパジャマに着替えるのを見届けたらまた麻酔に戻ります。今日の当直ごはんはインドカレー。私のお気に入りの当直メニューです。




結局、今日の当直は日付が越えたところで「おやすみなさい」になりました。

私は月に2回ほど当直をしていますが、基本的にママさんは当直免除になっています。経験を積みたい自分にはフレキシブルな対応に感謝しています。医局員も多く、子育てにも理解のある先生方ばかりなので子供たちの体調不良で急に休まなければいけなくなった時も、「手術室のことは何とかするから、病気の時はママが一緒にいてあげて。ママも体、休めるんだよ」と快く送りだして頂いてます。多かれ少なかれ引け目を感じながら働くことが多いママ医ですが、こういう一言は働くママの心に響きます。この医局を選んでよかった、と実感する瞬間です。働きやすい職場とママも子供も安心できる保育環境が整ったココが私は大好きです。